I'll be back with another English post soon until then stay trued and happy wheels.
「オールオリジナル、あまり乗られていなくてかつ保管状態がよいのがレストアプロジェクトピラミッドの頂点」と述べました。
しかし、このようなプロジェクトを見つけられるのは極めて稀です。
レストアプロジェクトピラミッドを下るにつれ、様々な風雨にさらされて壊れて錆だらけのレストアプロジェクトが一般的です。
レストアプロジェクトピラミッドを下るにつれ、様々な風雨にさらされて壊れて錆だらけのレストアプロジェクトが一般的です。

上の写真はHさんという方から頂きました。
初めてのレストア対象のプロジェクト。
Hさんの言葉を拝借すると、
「2年前、このブログを拝見し、大いに感銘を受けました。
その際には、このブログの「よいものは必ず甦る」を肝に銘じ、適宜狛江の店主にもご教示を受けました。
自転車を手掛けるのは全く初めてでしたが、このブログやしげP自転車日記など先達のWEBページなどを参考に、作業を進めました。」
Hさんの初めてのレストアプロジェクトと対象になったマルワイ號(昭和26年)の自転車を見てみましょう。
前泥除け
ブラックエナメル塗装が剥がれ、錆びています。
しかし、山口自転車のマルワイ號商標がまだくっきり。


フォーク、クラウン、前ブレーキ
フォークにテープが巻かれています。
テープが巻かれていると長い歳月でテープが塗装に密着しテープを剥がすと塗装が剥がらてしまう場合が多いです。.
前ブレーキが結構錆びています。.

ヘッドチューブとダウンチューブのラグ(継ぎ手)上に商標が少ししか残っていません。


フレーム(ダウンチューブ転写マーク)
転写マークは奇跡的に8割以上残っています。
残念なことに右端の一部が剥がれています。
自転車は全体的にぼろぼろですが、
Hさんによると、、
「それでもこの車体を入手したのはダウンチューブ上の転写マーク(科學之精華などと書かれている)が残っている」
からだそうです。
Hさんによると、、
「それでもこの車体を入手したのはダウンチューブ上の転写マーク(科學之精華などと書かれている)が残っている」
からだそうです。
確かに綺麗で凝ったデザインや「マルワイ號 高級自轉車」・「(科學之精華」の旧漢字(號⇒号、轉⇒転、學⇒学)が時代を語っています。

ネジ類や金具など錆びています。


前泥除け・フレームと同じように塗装が剥がれ落ちています。
それにしても全体的に凹みはないしバッヂ類もいい状態です。
それにしても全体的に凹みはないしバッヂ類もいい状態です。
後ろ泥除け
前泥除け・フレーム・チェーンケースと同じように塗装が剥がれ落ちています。
泥除けステーバッヂの跡が見えます。
転写マークも微かに残っています。
転写マークも微かに残っています。
錆だらけ、メッキは僅かしか見えません。
Hさんの山口自転車マルワイ號の状態はいかがですか。
長い歳月に風雨にさらされて、壊れて塗装が剥がれ落ちていて錆だらけですね。
だからと言ってジャンクや鉄のくずと決め付けてはいけません。
それは「よいものは必ず甦る」からです。
次回、
Hさんの初めてレストアプロジェクト「山口自転車マルワイ號」にどのくらい命を吹き込めたか見てみましょう。
Hさんの初めてレストアプロジェクト「山口自転車マルワイ號」にどのくらい命を吹き込めたか見てみましょう。