I'll be back with another English post soon, until then stay trued and happy wheels.
レストアに対象の自転車(プロジェクト)を見つけるのは決して楽ではありません。
フリーマーケット・リサイクルショップなどの場合は、実際に現物を確認できますが、
メルカリやオンラインオークションの場合は、写真をよく見たり、
質問したりして追加写真を要求しないと失敗します。
私は純正オリジナルに結構拘ります。
人によりますが、オリジナル割合が少なければ少ない程価値が落ちてしまいます。
これは自転車だけではなく、クラッシック自動車やオートバイもそうです。
オリジナル部品に対してオリジナル塗装、メッキなどなど。
10年前は探せば新古品パーツや塗装・メッキを甦ることが出来る中古自転車を見つけることが大抵できました。
今は、そのような自転車やパーツを見つけるのがムリとは言えませんが、なかなか困難です。
でも、長い歳月であらゆる方法を利用して探しに探せばそのうち当たります。
上記の自転車はその一つです。
オールオリジナル、あまり乗られていないブリヂストン製自転車。
レストア自転車(プロジェクト)を探す時、全体の状態や純正部品(商標付き部品)以外の目の付けところに少し触れます。
あくまでも目安の一つですが、自転車に乗った人の身体が自転車に接触した部品(握り、サドル、ペダル)の減り具合をよく見れば、ある程度その自転車がどれだけ利用されたか推測できます。
昭和30年代前ころまで大半の握りはセルロイド製でした。
もちろん、重運搬車のゴム製握り、第二次世界大戦中での木製握りもありました。
セルロイド製握りは、握れば握る程マーク(商標)が下記の写真のように薄くなってしまいます。
プリヂストン自転車はラインやマーク(商標)がくっきりなので、交換されていなければオリジナルそのもので自転車が殆ど乗られていなかったことが推測できます。
プリヂストン自転車はサドルのマーク(商標)がくっきりなので交換されていなければオリジナルそのもので、殆ど乗られていなかったことが推測できます。
また、もう一つの目の付けどころは先端のリベット周りです。
革は皮膚と同じように経時的に劣化し、負担が先端リベットに多いので下記の写真のようにひび割れしてしまいます。
革は皮膚と同じように経時的に劣化し、負担が先端リベットに多いので下記の写真のようにひび割れしてしまいます。
ブリヂストン自転車の先端リベット周りにひび割れの気配もなく、殆ど乗られていなかったことが推測できます。
セルロイド握りと革製サドルと同じようにゴム製ブロックペダルは使用されればされるほどマーク(商標)が擦り減って下記の写真のように薄くなってしまいます。
プリヂストン自転車はコムブロックペダルのマーク(商標)がくっきりなので交換されていなければオリジナルそのもので、殆ど乗られていなかったことが推測できます。
上記の自転車に乗った人の身体が自転車に接触した部品(握り、サドル、ペダル)の減り具合とともに、リムとタイヤを確認すればいいです。
まずリムにブリヂストン・キーマークの刻印があります。
ブリヂストン自転車のリムには表面的に錆が見受けますが、ブレーキシューによるのメッキ擦り減りの跡を見受けません。
従って、リムは交換されていなければオリジナルそのもので殆ど乗られていなかったことが推測できます。
従って、リムは交換されていなければオリジナルそのもので殆ど乗られていなかったことが推測できます。
最後にタイヤのトレッドを確認します。
ブリッヂストン自転車のタイヤは「ブリヂストン」のマークあり、トレッドの減り具合は全くないと言っていい程少なく、殆ど乗られていなかったことが推測できます。
ブリッヂストン自転車のタイヤは「ブリヂストン」のマークあり、トレッドの減り具合は全くないと言っていい程少なく、殆ど乗られていなかったことが推測できます。