I'll be back with another English post soon until then stay trued and happy wheels!
作業部屋の記事で述べたように、
転居後の片付けや整理をほぼ終えて、やっと作業部屋に手を付けられる状況になりました。
今まで作業部屋(1)では、
作業部屋の心臓になる古い自転車屋さんの古時計を直し、
作業部屋(2)で、作業部屋の胴体となる作業台を作りました。
次は作業部屋の「四肢」になる手工具です。
よく考えてみると、手工具は手作業、例えばネジを回したり、ナットを固定させたり、ネジ山を切ったりすることは、一時的に体の一部になります。
手工具に手加減を加え作業するからこそ、一時的に身体の延長となるのです。
古工具は古い自転車と同じような特徴があります。
シンプルで頑丈で商標の刻印や商標が工具設計に作り込まれている場合もあります。
昭和20年代後~30年代前半に様々な工具製造会社があったようですが、よく知られている3社を取り上げましょう。(昭和28年の輸出カタログから抜粋)
1. 畑屋
約100年前に設立し、現存している会社です。
もう自転車工具はメインではありませんが、まだ一部の自転車工具を製造しています。
2. 宝山 Hozan (HKC)
半世紀前に設立し、現存している工具製造会社です。
現在、多数の自転車専用工具も製造しています。
3.大塚
大塚製作所の沿革は見つかりませんでした。
但し、大塚製作所の工具に対して面白いことに商標は鍵でした。
そのカギ商標が工具設計に作り込まれた例は少なくはありません。
自転車の古工具は実に面白いです。
今後、工具の種類や使い方など投稿する予定です。
一箱分の古い手工具だけではなく、大き過ぎて箱に入らなかった工具をまだ整理しなければなりません。
少しずつ、少しずつ進みます。